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マダム・ベーに ある脱北女性達は8万円で中国に売られる過酷な運命? [国際情勢]



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久々に衝撃の現実を突きつけられた思いのする内容でした。

一年間だけの出稼ぎのはずが、中国の貧しい農村に売り飛ばされた北朝鮮女性の数奇な運命を追ったドキュメンタリー映画 『マダム・ベー』



マダム.jpg



人権問題とかいろいろ騒がれている昨今ですが、貧しい北朝鮮では中国に娘を売買る行為、即ち、人身売買が当たり前のように行なわれているようです。
日本でも江戸時代から明治・大正に掛けて行なわれていた農村部を中心とした人身売買・・・こう言う実態と真実は今も昔もあるわけです。ニューズウィーク様の記事を参考とさせて頂いています。






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◆女性脱北ブローカーの数奇な運命を追ったドキュメンタリー『マダム・ベー』



脱北者ドキュメント 脱北ブローカーの女
https://www.youtube.com/watch?v=SxL-SJLEDzY



映画『マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=zCxPcjt9YN0




◆新鋭ユン・ジェホ監督のドキュメンタリー


フランスと韓国を拠点に活動する新鋭ユン・ジェホ監督は、脱北女性に関する劇映画の脚本を書くため、中国で取材を進めるうちに、北朝鮮から中国に渡り、脱北ブローカーとして活動する女性B(ベー)に出会った。


そのマダム・ベーが家族と暮らす家に招かれ、しばらく生活をともにするうちに、彼女自身に関心を覚え、追いかけるようになった。


彼女は、北朝鮮と中国にふたりの夫がいて、ふたつの家族を持っていたからだ。


脱北女性が国境を越える事情は一様ではないが、その先には人身売買という罠が待ち受けている。筆者が読んだ脱北女性の回顧録にもそんな話が出てきた。




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◆マダム・ベー脱北とブローカーへの転進


仕事をやるというのは嘘で、地方の農家に売られてしまう。


最初は牧場で働いていたが、北朝鮮の家族を養うためにブローカーになった。


麻薬を売ることもあれば、女の子の派遣業も営む。それでもいずれ北朝鮮に戻るつもりでいたが、5年が過ぎて頭を切り替え、北朝鮮から息子たちを呼び寄せようと考えるようになった。


ユン・ジェホ監督がそんなベーを追いはじめてから間もなく、彼女の人生に大きな転機が訪れる。


彼女は、脱北させて先に韓国に渡った息子たちの生活を安定させるため、中国の夫の許しを得て韓国に向かう決心をする。


彼女は、ラオスからタイを経て韓国に至る脱北ルートをたどり、過酷な旅を乗り切って北朝鮮の家族と韓国で再会するのである。


映画にはそんな旅の映像も盛り込まれているが、最も印象に残るのは、中国の家族と、韓国で再び一緒になった家族のコントラストである。


この監督は、鋭い洞察と繊細な感性、そして巧みな省略も含む緻密な構成によって、双方の家族の関係や各人の複雑な感情を炙り出していく。


中国の家族は、マダム・ベーがまったく望まない結婚から生まれたものであるにもかかわらず、彼女と夫や同居する彼の両親との間には確かな絆がある。マダム・ベーも活力に溢れ、非常に逞しく見える。彼女が旅立つときには、それぞれが涙を隠し、別れを惜しむ。見送る家族は、彼女が必ず戻ってくると信じている。




◆北朝鮮の弾圧と飢餓を逃れて国境を越えた女性たちは、中国で人身売買の餌食となりさらに過酷な虐待の犠牲となる



中国政府の自国民に対する人権弾圧はよく知られている。だが北朝鮮の抑圧や飢餓から逃れてきた女性たちが中国で人間以下の扱いを受けていることはあまり知られていない。


北朝鮮で大飢饉が起きた90年代以降、中国では脱北者、特に脱北女性を餌食にする人身売買が一大ビジネスになった。


中国で働けば、子供にひもじい思いをさせずに済む――そんな甘言に乗せられ、若い母親はブローカーの手引きで国境を越える。だが待ち受けているのはそれまで以上に惨めな生活だ。


中国では脱北女性の需要は高い。工業化が急速に進んだため、農村部の若い女性は都市部や外国に流出し、残された男たちは嫁不足に悩んでいるからだ。彼らはブローカーに多額の報酬を払って妻を買う。


脱北女性はノーと言えない。断れば、当局に垂れ込むとブローカーに脅されるからだ。強制送還されれば、北朝鮮に残った家族まで逮捕されかねない。女性たちは泣く泣く見ず知らずの男の妻になる。


私が脱北を決意したのは98年。軍隊にいた弟が基地から逃亡した。弟が帰ってきたら逮捕しようと軍警察が家に張り込んでいた。病気で衰弱した父は私を呼んで耳打ちした。「弟を見つけて一緒に逃げろ」


寝たきりでただ死を待つ父を残し、私は家を出た。父がどこに埋葬されたか今も知らない。


弟と合流した私は、中国との国境を流れる豆満江を渡った。


ブローカーは弟を助けるにはカネが要ると言い、私は中国人男性に5000元(約8万円)で売られることになった。その後弟とは一度も会っていない。


他の脱北妻と同様、私の結婚生活も惨めなものだった。脱北妻は奴隷のように働かされ、性欲のはけ口にされる。けがをした妻や夫に飽きられた妻は別の男に「転売」されることもある。


当局の目を恐れる脱北妻は、どんなにひどい目に遭っても助けを求められない。売春を強要されるリスクは常に付いて回る。


妊娠すれば中絶しろと言われ、私のように中絶を拒否した場合、地元の病院での出産は望めない。生まれた子供は無国籍者となり、教育も医療も受けられない。



・・・続きは映画館で観て欲しい。



kage


思い出は永遠・・・とミックさん。
いろいろおもい出させてくれますよっ?


@ミック-Thinking
http://atmick.blog.so-net.ne.jp/


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