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本庶教授が語る・オブジーボは従来の抗がん剤との比較で圧勝した? [健康・薬]

がんを消す免疫薬オブジーボの治療への依頼が
急増しているが、保険適用で個人負担が年間80
万円とすると国家は2500-3000万円の金を製薬
会社に支払っているのです。
国民一人に掛かる金額ですが国としては使い
たくない理由がお分かりですよね?



国としては何としても抑えたいがんの特効薬
オブジーボなのです。

オブジーボの効果が半年近くある・・・と急遽発表した
背景にはこうしてオブジーボのッ使用量を減らしたいと
いう国の意向をくんでの発表だったわけです。


それは兎も角、ガンの免疫療法については
当サイトでも丸山ワクチン等を紹介してき
たのですが、人間本来の持つ免疫機能が
見直されてきたという・・・・新たな医学の時代に
突入したように実感しています。

ガン治療法の一つに有力な免疫療法の丸山ワクチン?
https://kagefumi811.blog.so-net.ne.jp/2018-08-16





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◆抗がん剤との比較実験で圧勝(出典:文藝春秋2016年5月号)



本庶教授と国家のお抱え評論家・立花隆氏の
対談をご検証ください。


免疫を操作するわけですから特定のガンにしか
効果が無いと言うのは嘘でm冒頭のように
利用制限を目論む国家の逃げ道なのでしょう。


既に国家はオブジーボの『利用制限』について
日本中の医者に通知している筈です。


オブジーボを使ってくれる大病院を探せば
良いのです。




◆免疫療法のオブジーボにケチを付ける立花隆


自分の治療に使わないだろうね? 立花先生・・・。


立花 免疫療法と聞くと、僕はあまりいい印象
を持っていないんです。免疫系が病原菌をやっ
つけるように、何らかの手段で免疫力をパワー
アップして、がんを攻撃できるようにすると
いう発想はアイデアとして悪くない。


ヒトが本来持っている免疫系を使うわけ
だから、がんの三大療法である外科手術、
抗がん剤治療、放射線治療より体に負担
が小さいはずだという推測も納得がいく。


しかし、これまでさまざまな免疫療法が華々
しく登場しては、期待されたほどの効果を
上げずにきました。そんな例をイヤという
ほど見てきたから、「今度こそ本当に効く」
と言われても、今度もダメだろう、と思って
しまうんです。



と国のお抱え評論家はオブジーボ利用のブレーキ役
として文春により登場しているのです。


本庶 ニボルマブ(商品名オプジーボ)が登場する
までは世界中のほとんどのがんの専門家が、免疫
療法でがんが治るとは考えていませんでした。


実際、これまでの免疫療法はほぼ失敗してい
ます。立花さんのように「本当かな」と思われ
るのも当然ですね。

立花 本庶さんの研究チームが発見したPD-1は、
免疫細胞の表面にあって免疫細胞に「攻撃
ストップ」を命じるブレーキのような働きを
持つ分子です。免疫は暴走して自分の臓器や
神経を攻撃しはじめることもありますが、そ
うならないようにブレーキ機能がついている
わけですね。

本庶 そうです。私たちの研究では、がん細
胞は免疫細胞からの攻撃にさらされると、こ
のブレーキを踏む分子(PD-L1)を出したり、他
の未知の仕組みで免疫細胞の攻撃をストップ
させることがわかりました。がん細胞が免疫
細胞による攻撃をはねのけ、際限なく増殖を
続けることができるのは免疫細胞の監視を逃
れる仕組みを持っているからなんですね。


これを応用して、もし免疫細胞にブレーキ
がかからないようにすれば、がん細胞に対
する攻撃はもっと続くのではないかと考え
ました。


ニボルマブという新薬は、がん細胞が免疫
のブレーキを踏めないようにブロックします。
免疫チェックポイント阻害剤と呼ばれる新しい
タイプの薬です。




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◆免疫のブレーキを解除するメカニズム



患者にとっては得体の知れない毒薬・・・
抗がん剤より遥かに希望を繋ぐ薬ですが何でケチ
を付ける意見があるかというと冒頭のような国家
の事情があるのです。


末期のがんが小さくなった

立花 今、世界中の医療関係者、がん患者の間で
話題になっているようですね。新しい免疫療法と
して絶大な期待を寄せられていますが、正直なと
ころ、僕はまだ、免疫なんかで本当にがんをや
っつけられるのかな、と思っているんです。
効果を裏づけるしっかりしたデータはあるん
ですか? 

本庶 いちばんはっきりした効果がわかる臨床
試験のデータは、2014年11月にアメリカの医学
雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・
メディスン」に発表されたものです(下図参照)。


この臨床試験では、悪性の皮膚がんであるメラ
ノーマの患者418人を2つのグループに分け、一方
(210人)にニボルマブ、もう一方(208人)には、
当時メラノーマにいちばん効くと言われていた
抗がん剤のダカルバジンが与えられました。


いずれの患者も、他の処置を受けた経験はなく、
医師にメラノーマと診断されたばかりの人が
選ばれています。どちらの薬を投与されるか
は、患者にも、医師にも知らされませんでし
た。


立花 ランダム化比較試験ですね。臨床試験で
はいちばん信頼性が高いとされる方法です。

本庶 プラセボ効果といって、何かいい薬を
もらっていると思うだけで元気になる効果が知
られています。そういう心理的作用を防ぐため
に、新薬の臨床試験では、この手法が広く利用
されているのです。先ほどの結果ですが、臨床
試験開始後、1年後まで生きていたのは、ニボル
マブを投与された患者で70%、抗がん剤では40
%以下でした。

ニボルマブ投与では1年4カ月後でも生存率
はほぼ横ばいの70%。それに対して抗がん剤を
投与された患者の生存率は20%を切ってしまっ
た。

立花 いちばん効くと言われた抗がん剤にも
大きな差をつけた。

本庶 そうです。あまりにはっきり差がつい
たので、臨床試験を続けるのは非人道的だか
らやめろ、と第三者委員会が途中でストップ
させたくらいでした。


これ以上続けても学術的な意義はあるかもし
れないけれども、ニボルマブのほうが有効だとわ
かったのだから倫理的に問題だと判断されたの
です。その後、それまで抗がん剤を投与されて
いた患者にもニボルマブが処方されました。

立花 どう感じましたか、その劇的な展開を聞
いたときは? 

本庶 それほど驚きませんでした。私がこの
薬の効果を確信したのはもっと前です。


2006年からアメリカで臨床試験がはじまり、
効いているらしいという噂を耳にしていたの

ですが、その結果は2012年6月に「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」で発表されていました。報告された症例には、治療を止めた後2年以上がんが大きくなっていないものが多数含まれていたのです。これに世界中の医療従事者たちがびっくり仰天した。

立花 なぜですか。

本庶 当時は免疫療法が効くなんて信じる人は
ほとんどいませんでしたから。しかも試験に参
加したのは、従来の治療法ではもう手の施しようが
ないと言われた末期がんの患者さんたちでした。
にもかかわらず、2年以上がんの大きさが変わ
らない人も、小さくなる人もいた。これだけ
効果が長続きすることも、従来の抗がん剤
ではなかったことでした。

 それで「ウォール・ストリート・ジャーナル」
(2012年6月2日付)は一面で「人類とがんの長い戦
いに終止符を打つ期待の最新研究が始まった」と
報じました。ヨーロッパのマスコミも大騒ぎした。全然話題にしなかったのは、日本のマスコミだけでしたね。

立花 日本では、2014年7月に厚労省からメラノー
マに対する治療薬としてニボルマブが薬事承認を受
け、その年9月に「オプジーボ」として発売されま
すね。話題になりはじめたのはこのあたりでしょ
う。昨年12月に、肺がん(非小細胞肺がん)に適応
拡大される前後から一気に注目度が上がりました。

本庶 今は、腎がんとホジキンリンパ腫(血液の
がん)の申請も済んでいます。毎年2つ、3つ、どん
どん承認が進んでいくと思いますね。アメリカの
NIH(国立衛生研究所)のHPを見るとわかります
が、現在様々ながんを対象に、ニボルマブの臨
床試験が200種進められています。すべてのがん
に同じように有効かはまだ分かりませんが、胃が
んも、頭頸部がんも、膠芽腫(こうがしゅ/脳腫瘍
の中で最も悪性度の高いもの)も、卵巣がんも入
っています。いろいろな種類のがんに効く可能
性があるという点は、これまでの抗がん剤とちが
うところなんですよ。

卵巣がんについては、京大の婦人科でも小規模
な臨床試験を行いました。この時は18人に行っ
て、3人は非常によく効いた。


腫瘍がずっと小さくなって全然再発しない。
いちばんよく効いた60代の女性は、京大病院で
余命3カ月と言われていましたが、治療をはじめ
て4カ月で完全にがんが消えた。
今ではゴルフまでして元気そのものです。
効く人には非常によく効くのです。

立花 逆に言うと効かない人には効かない? 

本庶 そうです。さきほどの2014年の論文を
見ても、70%の人は1年を超えても生き続けたけ
れど、30%の人は1年以内に亡くなっているわ
けですから。

立花 ただ、効く人には長く効くわけですね。

本庶 そこがこれまでの抗がん剤とは違う、
もう一つの特長です。これまでの抗がん剤だ
と、時間の経過とともにどうしても生存率は
落ちていって最後はゼロに近づいていきま
す。患者さんの視点から重要なのは、この生存
率(「治療後、何年生きているか」)のはずです。

ところがこれまでの抗がん剤は、腫瘍が小さくなる
ことを「効いた」としていた。一時的にがんが小
さくなっても、がんが治ったとは言えない。再発
したり、最初に発生した場所とは別の臓器に転移
したりして亡くなってしまったら同じことです。
ニボルマブによる治療は、効果が長続きする。
これが従来の抗がん剤とはまったくちがうところなのです。

全20ページにわたるロングインタビューのうち
3ページ分を文春オンラインにて公開しています。
有料版では、免疫に関する本庶氏の長年の研究
内容はもちろん、「オプジーボ」の開発に繋がる
「PD-1」と呼ばれる分子をなぜ発見できたの
か、厚労省と製薬会社への提言、日本と欧米
の研究をとりまく環境の違いについて語って
います。






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https://boattsuri.blog.so-net.ne.jp/





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