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べネズエラ・クーデターも所詮はロシアと米国CIAによる石油略奪合戦? [日本の習慣]

世界一の石油埋蔵量を誇る南米・ベネズエラで政変・・・
また米国による横槍・石油略奪合戦が始まったと冷めた目で見ている小生
なのです。
ここでもロシア・中国対アメリカと言う石油利権をめぐる
争いがあるのです。
インフレもその一環で、米国が仕掛けたものです。
CIAも大変ですが、これも米国の国益の為に戦っているのです。
国益優先のためなら・・・・戦争もいとわないと言う欧米理論が
根底にあるのです。
生真面目な日本人には理解しにくい後進国を
食い物にした戦争経済論なのです。







◆ベネズエラの油田
ナショナルジオグラフィック



年初以来、ベネズエラでは2人の大統領が併存する異様な状況が
続いている。片方は2018年5月の大統領選で再選を果たしたニコ
ラス・マドゥロ大統領、もう片方はアメリカや日本を含む50カ
国以上の国がベネズエラを代表する大統領として認めるフアン
・グアイド暫定大統領だ。
マドゥロ大統領を支持するのは、ロシアと中国です。


ベネズエラ憲法第233条では大統領が不在の際には国会議
長が暫定大統領に就任すると定めている。野党主導の議会は、
野党有力候補が実質排除された2018年5月大統領選は正当性に
欠けると主張し、同条項を根拠にマドゥロ大統領が2期目をス
タートして間もない2019年1月23日、国会議長であったグアイ
ド氏が暫定大統領への就任を宣言した。アメリカ政府は同日、
グアイド暫定大統領を強く支持することを表明。欧米諸国や
周辺国などが追随して、マドゥロ政権に対する国際社会から
の圧力は高まっている。


3月5日、ベネズエラのウゴ・チャベス大統領が癌(がん)の
ため58歳で亡くなった。 HAARPによる暗殺でしょう。


原油大国ではあるが、住宅や食料、物資、電気が不足しており、
国民は高いインフレ率と犯罪の横行に苦しんでいる。 
チャベス氏が推し進めた孤立的な経済政策のため、広大な原油
埋蔵地の開発は停滞しており、原油生産量は2001年以降25%
減少している。昨年、北西部パラグアナ半島のアムアイ製油
所で爆発事故が発生した際には、アメリカからのガソリン輸入
に追い込まれた。



◆埋蔵量は膨大だが採掘が難しい重質原油


ベネズエラは輸出収入の約95%、歳入の約半分を原油
に依存して
いるため、経済は国際価格という外的要因に大きな影響を受ける。
チャベス氏が政権を握った1999年は、東アジアの経済危機により
原油価格が急落した時期で、当時のベネズエラは経済的混乱の
中にあった。その後の10年間、原油価格は堅調に上昇、収益の
増大が政権を支えた。


世界的なエネルギー産業コンサルタントでエネルギー史を専門と
するダニエル・ヤーギン(Daniel Yergin)氏は、「価格上昇が
チャベス政権を支えた」と話す。「1997~1998年の価格暴落を背景
に生まれた政治不信で大統領就任のチャンスが生まれ、2000年以降
の価格高騰により、権力を固め、国民の支持を獲得。 “ボリバル革命
”を、国内から世界的な“21世紀の社会主義”へと拡張することができ
た」。


時を同じくして採掘技術が発展、砂岩中の重質油が抽出可能となり、
南米有数のオリノコ川流域に広がる重質油の埋蔵地「オリノコベル
ト」からも原油が採掘されるようになる。2010年のOPEC統計によ
ると、ベネズエラはサウジアラビアを抜いて確認埋蔵量世界第1位に
躍り出た。


しかし、重質油の生産と精製には特殊な技術が必要となる。性質が
よく似たカナダのアルバータ州に広がるオイルサンドの場合、最新
の技術採用で過去10年間に生産量が飛躍的に増加したが、ベネズエ
ラの生産量は停滞している。


国営石油会社ペトロレオス(PDVSA)が多国籍石油企業から対外投
資と技術協力を得ようと務めていたが、チャベス政権の誕生に伴い、
その取り組みも停止させられた。2002年、PDVSAの従業員のおよそ半分
がチャベス氏の経営介入に反対してストライキを決行、大統領は1万8000
人の解雇と権力強化で応じている。


2006年から2007年にかけて、原油の採掘・生産は完全国有化され、アメリ
カのエクソンモービル、フランスのトタル、イタリアのエニなどの資産は
強制的に接収された。


◆孤立と原油生産減少


 外国石油企業の締め出しは、チャベス氏にとって社会主義的な
政治目標を実現する上で大きな意味を持つ。しかしベネズエラ経済に
とっては、原油埋蔵地の開発ノウハウ獲得や、原油収入増大の機会
喪失につながった。アメリカにあるジョンズ・ホプキンス大学高等
国際関係大学院(SAIS)でエネルギー資源・環境プログラムの代表
を務めるデイビッド・ジラード(David Jhirad)氏は、「法人税や
共同事業からも大きな収益が期待できたはずだ。イデオロギーに固執
せずに柔軟なアプローチで臨めば、社会正義の目標達成も大きく進展
していただろう」と話す。


原油生産が落ち込む中、補助金で単価は抑えられており、ベネズエラ国内
のガソリン価格は世界最低水準となっている。

また、国外でも、カリブ諸国に呼びかけ「ペトロカリブ」を設立、加盟国
に対して市場価格を下回る値段と緩い支払い条件で大量の原油とガソリン
を提供している。昨年の大統領選では、対抗馬のエンリケ・カプリレス
(Henrique Capriles)氏が、「優遇的な輸出政策のために、国民は苦しむ
ばかりだ」と批判している。

ベネズエラの憲法では、大統領の死後30日以内に大統領選を行うよう
規定されており、カプリレス氏は再出馬すると考えられている。一方、
チャベス氏の遺志を継ぐ候補、ニコラス・マドゥロ副大統領は、チャ
ベス路線の継続を訴えている。

SAISのジラード氏は、「経済再生のためにチャベスのイデオロギー的
遺産を埋葬できるのか、国民の選択に注目したい」と話す。コンサル
タントのヤーギン氏は、「チャベス氏のカリスマと個性が失われた今、
彼の作り出した体制は維持できないだろう」と予想する。



◆ゴラン高原でも石油発見


だからイスラエルはゴラン高原を絶対離さないのです。

ベネズエラとゴラン高原の紛争は激化するのです・・・これが国際政治の
実態なのです。


https://blog.so-net.ne.jp/MyPage/blog/article/edit/input?id=98817806



米軍がシリアを攻撃したトランプ政権の本当の理由は・闘い・・わかりますよね。
石油利権争奪戦なのです。


シリア戦争も所詮はロシアと米国メジャーによる石油略奪合戦であることを知る?
https://kagefumi811.blog.so-net.ne.jp/2017-04-07-1





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kage
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