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くら寿司『シャリカレー計画』・大失敗の巻? [食品]




業界大手の・・・くら寿司が『シャリカレー』という新商品を開発し、その動向が注目されるところでありますが、消費者ニーズと開発者側のギッヤプ・・・市場のニーズを理解・分析できていないような気がしてなりませんが・・・?


寿司.jpg

この・・・くら寿司の『シャリカレー』の命運を占っていみる。


【カレーの日】
http://kagefumi811.blog.so-net.ne.jp/2015-01-24




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◆常に新商品の開発が要求される業界

メインは『回転寿司』でも・・・どこまでも売上げ委譲主義の企業にとっては少しでも顧客を取り込む為に各種新商品がの開発・提供が要求されるという因果な世界である。

天ぷら・ラーメンと何でもタボハセ観たいに出せば売れるというものでもないし、出した所でその手間と費用が本業の寿司へマイナスの影響を与えることは言うまでも無いのです。

要は本業の状況をどこまで認知しているか? 悪影響をどこまで認めるか? 新商品の投入にはこれらのリスクとメリットトの双方を分析しなければなりません。(当り前)

『久しぶりに牛丼が食べたい』と思ったら大方の人は、吉野家やスキ屋に行きますよね・・・ところが吉野家にもう牛丼は無かったとします・・・二度と吉野家には行かなくなります。

要は企業側の販売拡大策とは裏腹に消費者はその企業に対して『観念的思い込み』ず市場に浸透しているわけです。


◆足元を見据えた展開に活路を見出した味の素

昔、売り上げ増加にあえぐ同社も新商品開発や広告に莫大な費用と人を投入しましたが失敗に終わったのです。

ある日、現行商品のキャップの穴を2割大きくした所・・・売り上げが3割伸びた・・・という話ですが、『足元』を良く見据えないまま・・・目先を変えただけの企業戦略は失敗・・・ということを示唆している事例として良く使われます。

『シャリカレー』・・・は、くら寿司の足元を良く分析した商品か?


◆寿司を食べたくて『くら寿司』へ行く客が殆どの筈

家族でたまには『寿司』でも・・・となって行く近所の『くら寿司』なんですよね。これが消費者・市場のくら寿司に対するニーズの基本です。

くら寿司に『カレー』や『牛丼』の提供は求めていないのです。勿論、カレー好きの子供や小生のような大人達が一度は注文するかも知れません。

しかし、寿司を食べた余韻の残る口の中に全くことなるカレー味・・・これは単に『異物』でしかないのです。

顧客へのインパクト云々・・・と企業側は開発に力を注いだようですが、『この手の商品開発』・・・根本的に間違った企業戦略の典型と断言します。


★小生なら『産直寿司』で勝負しますが・・・。(100円に拘らないニーズは承知の事実)


◆開発計画者の無謀な知識に振り回される経営者

この手の開発計画者というのは・・・大体・・・最もらしい市場分析・・・と称して市場ニーズの隙間を埋める・・・とか言って上役に宣伝したのだろうが・・・『くら寿司』と言う企業の消費者の中での現在位置・・・という最大重要な足元を見逃しているように思うのです。




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◆くら寿司、「シャリカレー」に託す2つの戦略(東洋経済オンライン様)

「カレー専門店にも負けない味に仕上がった。このようなクオリティの高い商品をどんどん出していかなければならない」。回転すし大手「くら寿司」を展開する、くらコーポレーションの田中邦彦社長は、7月29日に開いた新商品説明会でこう強調した。

くら寿司は、すしのシャリ(酢飯)とカレーライスを組み合わせた「シャリカレー」の販売を開始した。

全国約360店の店舗で、7月31日からサイドメニューとして提供している。カレールーには、26種のスパイスと玉ねぎ、りんごなど13種の野菜・果物を使用。価格は350円(税抜き)。3カ月で100万杯の販売目標を掲げる。

話題性を狙った“変化球”にも見える新商品だが、くら寿司は看板商品としての育成を本気で見据える。シャリカレーは経営戦略上の課題を克服する「戦略商品」と、同社は位置付けているのだ。


■業界4強の優勝劣敗

外食産業全体が伸び悩む中にあって、回転すしは市場規模が順調に拡大を続けている。だが、消費者の財布のヒモは固く、「4強」といわれる業界大手の競争はいっそう厳しさを増している。

 最大手のあきんどスシローは、タマゴで甘エビなどの具材を包んだ「クレープすし」や「オムライすし」など、子供向けの商品を拡充し、首位固めを狙う。

ゼンショーホールディングス傘下のはま寿司は、年間50店超もの出店を続け、店舗総数では業界2位のくらコーポを抜いた。一方で、カッパ・クリエイトホールディングスは来店客数が減り、2014年2月期に大量の不採算店閉鎖を強いられ、繰越赤字が現在も残る状態だ。

2012年に「7種の魚介醤油らーめん」を投入するなど、サイドメニューを拡充してきたくらコーポは目下、業績絶好調。過去最高の純利益を連続で更新している。

それにしても『生き残り』とか業界が淘汰される時代とか・・・企業の生きのこり・・・とか企業側の勝手な言い分だけが王道となりつつありますね。政治家と似てきましたね。

『消費者の為』・・・という地道な努力を積み上げた企業だけが生き残れることを先人達は教えているのですが・・・全商の拡大戦略・・・典型的に倒産まっしぐら・・・本業の寿司関連商品の開発に力を注ぐ・・・スシローがやはり企業人としても王道を選択しているのかも知れませんね。

スシローのTVコマーシャル・・・あの変な・雑なウラ声でかなりたてているアレ・・・やめて欲しいですね・・・あの程度の客層をメインのターゲットにしていることはわかりますが・・・。


kage

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