ガンも撃退する新時代の「薬」=プレシジョン・メディシン? [国際情勢]
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知っていて損は無い情報です。
がんも怖くない「プレシジョン・メディスン」\・・・「精密薬」とでも翻訳
するのでしょうか?
がんや病気は特定の遺伝子が突然変異を起こし、それが増殖して行く
病気となるのですが、今までの治療法はなんとなく全身に向けて弾を発射
していたのですが、このプレシジョン・メディシンはこのDNAの異常が
ある遺伝子を特定し・・・そこだけを特殊な薬を使って直そう
と言う画期的なものなのです。
がんを含めた人類の治療の革命がそこまできているのです?
◆NHKスペシャルで放映された先端医療
TVを全面的に鵜呑みにすることは危険なのですが・・・藁を掴む患者側に
たつとどうしても伝えたい情報です。
NHK番組の要点は下記のようになります。
1.異常を起こした患者の遺伝子を調べる
2.異常を起こしている遺伝子が判明したら専用の薬でその部分を直す
がん等の異常を起こした遺伝子を正常な姿に戻してしまう。
3.異常を起こした遺伝子に作用する薬は日々開発であり、遺伝子検査の結果、
異常を起こした遺伝子への薬が現存しなくても・・・開発は日進月歩。
早い話が・・・遺伝子検査で病気の原因となっている遺伝子の異常を発見し、
その異常を起こしている遺伝子をなおしてしまおうという新時代の治療法な
のです。
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◆受けられる病院と費用
スクラム・ジャパンに参加している病院が中心になります。
スクラム・ジャパンとは「産学連携全国がんゲノムスクリーニング事業」
のことです。
http://www.scrum-japan.ncc.go.jp/participate/index.html
現在日本全国で235の病院と15の製薬会社が同事業に参加
している模様。
国立がんセンター様
LC-SCRUM-Japan 参加施設
こうした遺伝子解析による「がん細胞」の特定には、現在3種類
の段階があって、「保険適用される薬」「臨床段階の薬」「特定
できない」となっており、このうちの「臨床段階」の投薬は自由
診療になるため、治療額が高額になるようです。(遺伝子検査費用
で40万円~100万円)
これ以外の「特定できない」は、どの遺伝子が異常をきたしている
のか、判別つかないパターンもあるので、その場合はプレシジョン・
メディスンによる治療そのものが受けらません。
ただその時に判別できなかったり、適応する薬が無いという場合でも、
後に臨床試験で認可される薬が出てくることもあるので、医師や関係
機関との連絡は絶たないことが必要だといえます。
◆AI(人工知能)による遺伝子解析
プレシジョン・メディシンの本場であるアメリカでは、より精密な解析を
行うためAI・ワトソン(人工知能)を導入し、それによって従来の診療
ではカバーしきれなかったレベルまで解析することが可能になって
いるのだとか。
IBMが開発した人工知能システム「Watoson(ワトソン)」を、「がん」の
治療に役立てる試みがアメリカとカナダで開始されました。がん発症
の異常遺伝子の特定。
Watsonは膨大な過去の医療データや論文などをデータベースに
格納しており、これと実際の患者の医療データを照らし合わせることで、
最も適切と思われる治療方針や薬についての情報を医師や患者に
提案してくれるシステムとなっています。
より精密な診察情報を医療現場にもたらしてくれるといえます。
日本でもこのシステムを導入して、より高度で正確なデータを得る
ことに成功している機関も出てきています。
まさに世界に広がる遺伝子解析の輪という感じですよね。
この人工知能システムによって、これまで以上により多くのがん
患者が救われることができればと思います。
がん治療といえば「苦しい治療」とか「抗がん剤で副作用」という
イメージがありました。
実際に私の周りでも何人かが「がん治療」を受けていて、長く苦しい
治療の末に、残念ながら亡くなってしまった親戚もいます。
群馬大学の重粒子線治療と同様、今、注目の治療方法なのです。
群馬大学の重粒子線治療センター
http://heavy-ion.showa.gunma-u.ac.jp/
群馬大学病院の須納瀬豊 背景には病院の「画期的がん治療法」の発明があった。
http://kagefumi811.blog.so-net.ne.jp/2015-03-04-2
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kage
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